漢方薬には本来副作用はありません。しかし副作用と似た症状が出ることがあります。
それを漢方では瞑舷(好転反応)と言っています。
のみ始めて1〜2日目に症状が悪化して見えることがあります。これはずっと固定され
ていた症状が薬によって動き始めたために起きた、治り始めの前兆です。(かぜなどの
時に一時的に熱などが上がってしまうこと等)これは長くは続かないので安心してくだ
さい。
しかし身体に全く合わない漢方薬を長期にわたって飲み続けると体調がおかしくなるで
しょう。これを漢方では誤治と言っています。漢方薬とは数千年前に中国で発達した東
洋医学です。そのころには当然病名などというものはありませんでした。糖尿病や高血
圧、アトピー、風邪という名前さえありませんでした。1人1人の症状を診て薬を決め
ていくのです。ですから病名で漢方薬を決めると誤治を起こしやすいのです。
そこで私はそれを避けるために常に患者さんとの連絡を大切にしております。漢方薬を
飲んで体質が変わってくれば漢方薬も変えなければならないときもあります。それは東
洋医学を勉強して漢方薬の真髄をわかっていないとなかなか難しいものです。
今服用している漢方薬について疑問があればいつでも書き込んでください。お答えできる
範囲内でお返事いたします。
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